3冊

休んでる間に読みかけのも含めて3冊読んだ。

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

大学のミステリ研究会のメンバーが合宿で訪れた無人島で連続殺人がおこる。犯人は分かってたつもりだったんだけどなあ。
あと話とは関係ないけど、当時(昭和の終わりごろ)の大学生の描写なんかがとても興味深かった。ちょっと昔の小説ってそういう面での楽しみもある。

いかにして問題をとくか・実践活用編

いかにして問題をとくか・実践活用編

数学的な議論に突っ込みそうになると「これ以上は高校以上の数学が必要になるので」と、話を切ってしまうのが残念だった。「いかにして問題をとくか」への橋渡しになるかどうかはちょっと疑問だけど、例題にはラムゼー理論の話とか入ってて興味深かった。

やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識

やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識

放射線について知りたい、と思っていたときにこの本に出会った。

 この本は、「安全だよ。安心してください」と言うために書いたのではないし、「危険だ。心配しなくてはいけない!」と言うために書いたのでもない。
 ただ、放射線原子力について知っておいたほうがいい(とぼくが判断した)基礎知識を説明し、それから、「放射線はどれくらい体に悪いのか」ということについて何が分かっているかを丁寧に解説した。
 そして、よくわからないことについては、「わからない」とはっきり書いた。何がどのくらい「わからない」のかをみんなが知って、その上で、これからどうするかを自分で考えていくのが一番だと信じているからだ

とても誠実だと思う。とにかく、いろんな人に読んでほしいと思った。
pdf版(無料)はここからダウンロードできる。